DEATH NOTE第二部メイン...NMSS連載...ハリウッドリメイクNMキャスティング密かに助力...SIDOOH感想...V系話題他
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Author:+hotaru+
ネイトリバ-を邪な眼で崇拝 ミハエルケ-ルを2番のトラウマと戦う同士の眼で応援
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[管理人]
歳:否ゆとり世代 疲れる世代
私立カソリックゆえイースター祝い お御堂でお祈り小学校時代
中学受験糞勉強 反動で不良
性別:FtX
149cm34kg 12歳頃と変わらない;
肌青白いというか 黄緑白いらしい
根っから不健康
鼠ランド近辺在住 よって万年メルヘン気分 (ホントは地獄気分)
シュルレアリスト サラバドール・ダリ ルネ・マグリット愛 フロイト学び中
活字中毒気味 幻想文学愛読
大正昭和ノ作家 心底崇拝
江戸川乱歩 倉橋由美子 三島由紀夫 安部公房 稲垣足穂 宮沢賢治 他
現代作家極僅かですが
乙一氏 長野まゆみ 田口ランディ 嶽本野ばら 辺りは好き
寺山修司神
服装パンク主
アンチ平成平成育ち(悲
第二次アングラブームは必ず来る
というか来させる
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- 私は、飢えていた
天才故、路頭に迷ったのです
全く、皮肉な世の中です
出る杭は、打たれる
反吐が、出る
否、心の比喩表現としてでは在りません
本当に、反吐が出たのです
マカロニグラタンを其の侭強火でドロドロに為る迄煮込みました、とも云うべきか
形も色も無残に変わり果て、最早御粥も真っ青な粒粒の混ざったスープと相成り果てました――…
正に其の様な、先程迄、豪華な食事を食したかのような吐瀉物は、然し実は只の一円玉硬貨一枚で購入した饅頭(マントー)と云う魔術めいた子供騙し
金持ちの華族でも装ったかの様な、「セメテ吐瀉物ダケハ」という悪足掻きの吐瀉物を、塀に手をつき何とか立ち上がりながら、私は砂塵の舞う地面に吐き出しました
そう、私は乞食(コジキ)の名探偵――…
通称
『L』と申します
ですが今は
『竜崎』とでも、名乗って於きましょう
―飢えた皮膚―
私は所々切れ切れに破れた、白いだるだるの脱力感満載の七分丈シャツを着ていました
下は更にだるだる、幅の広いジーンズと云えば聞こえは良いが、其の素材を似せた偽のジーンズ
乞食が存外良かったと思えるのは、人工的にではなく、自然とビンテージ物と相成るこの皮肉な魔法のズボンを手に入れた事――たったのひとつでした
長い事ドライヤー等と云う最先端の髪乾燥機の温風を当てた事の無い、ボサボサの肩まで伸びきった黒い髪を
俯き、盛大に垂れ流しながら私は……
壁に寄り掛かって唇を袖で拭う――正に、其の最中でした
ブロロロロロ――…
漆黒のエナメル質の塊が不意に登場しました
曇った天候も露知れず、此の私が一生購入出来ぬであろう夢の高級車が、テカテカと屈折した光を私にブスブス刺しながら
目前に、停車したのです
舞い上がった砂塵が眼に容赦無く襲い掛かり、私は片手で両目をごしごしと拭いながら、バタム、と云う重い音を聞きました
「……」
背広姿の運転手が、颯爽とした足取りで後部座席の扉を開けると――…
「有難う御座います」
眩いばかりの純白を身に纏った一人の少年が降りてきました
私は只呆然と、チクチクと痛み出した瞳を潤ませ、彼を見据えていました
果たして何処か如何凸凹なのか判断のつかぬ、体躯の居場所を想像に任せるしか術が無い、故にコケティッシュな其のだるだるの服は、
恰も私を見ているかの様な、私の分身かの様な錯覚を起こすに十二分の服装でした
少年は、私を見ました
しかし、何も見てはいませんでした
眼球に、感情は注入されていないらしいのです
トドノツマリハ
毛細血管の張り巡らされた「其れ」とは別物、人形の眼球、即ち装飾品
其の無感情な瞳と云ったら、人形の瞳の方が未だ「感情的」だと云う程の、無の眼光なのでした
「……乞食ですか。最近増えましたね」
「如何致しますか、ニア様」
「云わずもがな、です」
「畏まりました」
中年の運転手は其の侭ツカツカと私一直線に歩を進め…
ドスッと一発、肩を蹴って、恰も何事も無かったかのような振りをして、壁を一蹴りして爽快爽快とでも云いたげな背中を向けて…
「ニア」と呼んだ少年の許へ戻っていきました
蹴られた瞬間、地球が揺れに揺れた気がして、私は、塀に寄り掛かって又、饅頭の吐瀉物を撒き散らしました
可笑しい可笑しい 幾つも食った記憶は無いのに
そう、小首を傾げると、何故だか無性に悲しくなって、
ニアという少年を、黒い隈をじんわりと一層濃くして睨むしか、この乞食探偵の「復讐」は、し様が無い――これが、抗えぬ現実なのでした
少年は、門の内側に咲き乱れる白薔薇、珍しい碧い薔薇の茂みに消え、代わりに玄関を開けて英国人の白髪爺が出てきたと思えば…
牙剥き出し、涎垂れ流し、今にも鉄の棒を噛み千切って私を殺しに来るような勢いでドーベルマンが放たれ、
私のニオイを探りながら、獲物は何処かとウロウロする足音が聞こえ、私は今日から犬恐怖症かと
未だジンジンと痛む肩を摩るのでした
『Wammy's House』
私は瞳と脳裏に其の名を刻み込みました
ワイミーズ…ハウス…
私は思い出したのです
そう、私は……
此処の出身
此処は、北欧支部
そして私は英国支部
此の北欧支部は一歩離れてチャイナタウンという地域に在る
「支部」が違えど、双方英才教育のメッカ
嗚呼、私は如何して、こんな場所で燻っていたのだろうか
人生に、迷っていたのだろうか
余りにも、解決する事件に拘り過ぎて居たのではないだろうか
ゲーム性の有る事件にしか関与しない、つまり
選択の自由という我侭に縋り、「元・億万長者」が堕落した姿が此の、ワイミーズハウスで学ぶ、彼等の目標とすべき存在
Lの現実
世界一の探偵は何時しか、我侭故に、乞食へと堕ち込んだ
私は近場のチャイナタウンで再度饅頭を買い、今度は餡子タップリを注文したにも拘らず
途中で立ち寄った乞食に似合いの錆びた公園で
ブランコに揺られ揺られたせいなのか ハタマタ、脳を針金が突き抜ける様な憤怒のせいなのか
折角リベンジで食べたものを一つ残らず吐き出していました
「ニア」
私を継ぐ者
だが、彼が目標とするLは、このザマです…… 幼少期に豪華な生活を経験してしまえば味を占める
一生我侭に為ってしまう
私が、良い例なのでしょう
「私は、ニアに…私を尊敬すべき、私を目指すべき、息子、弟子とも云うべき二代目に――…嘲笑され、遥か上空から見下げられ、且つ一蹴りお見舞いされた、と?」
何という由々しき事態でしょう
恩師と弟子、立場が逆転するなんて
私は元々腰から猫背という程の猫背を道行く人々に晒しながら、又、野良猫に猫背だなという蔑んだ眼で見られながら、
とぼとぼと重い足取りで古アパートへ帰宅しました
昼間なのに私の部屋は夜の森の如く暗闇に包まれ、陰気極まりないのでした
中央には、埃が被り中身の飛び出たずたぼろの布団が、のっぺりとひかれていました
暫く寝転がって床を見詰めていると……
扉と床の間の僅かな隙間から差し入れられたのでしょう、白い封筒が目に入りました
中身は…
請求書
三日以内に支払えない場合は立退いてくれ
「……」
私は、笑いが込み上げて込み上げて仕方がなく、
請求書を細かく千切り、花吹雪のように舞い上がらせると、
果てに、久しく口にしていないケーキだお菓子だ何だと妄想しながら、布団に噛み付きました
就職
脳裏を掠めた弍文字を、私は修正インクで消した後、更に白いクレヨン、白いペンキ、白い雲まで総動員して、
徹底的に掻き消しました
私の頭の中には
ニアだけが有ったのです
突如、影に染まった私の前に現れた、あの、眩いばかりの可能性に包まれた光の存在に嫉妬して
狂暴な考えで、一杯になっていたのです
ニアには、教育が必要です
此の侭では
私の二の舞になるでしょう
「つまらなそうな事件は警察で解決して下さい。私は関与しません」
「そんな事件はすぐ解決しまうのでやる気が起きません。私が相手にしたいのは、命を賭けても良いくらい私を奮起させ、戦いたい勝利したいと思わせる者」
そう云っては
次々と依頼を断乎拒否して
果てに
L=私と同様の腐ったレールを走り続ける、落魄れた名探偵に成り果てる…そんな末路が、ニアを待ち受けているのでしょう
一刻も早く、阻止せねば…
私を継ぐ者は、我侭であっては損をします
如何すればニアを……目覚めさせる事が出来るでしょうか
私はじっと、ニアの姿を想い浮かべます
何故でしょう
ニアの体躯と、寝巻きの様な白い衣装とが、別々に見えてくるのです
私は不適な笑みを浮かべ其の白い衣を引きちぎり、未だ見ぬ、未だ触れる事の叶わない体躯に爪を立てるのです
ニアが甘い声を上げた様な気がして、私も、喉の奥に力を込めて呻きます
黒猫と白猫のタンゴ
黒と白の毛髪の束が、上下に揺れ絡み合う
其の白い毛に覆い隠された瞳と鼻と、李の様に甘酸っぱそうなクチビル… 簾のような一直線の黒髪でニアの頬を擽りながら、私は其の甘美な果実を食す
嗚呼、何て美味為る馴れ合い、自己陶酔とは此の事か……
「教えてあげますよ、ニア。恩師に歯向かえば、如何なるのかを…」
私は毛羽立った絨毯を掻きむしりながら、L直々の後継者育成に、身も心も奮い立つのでした
−続く−
管理人の中で、この話はアニメ版と実写版双方イメージがあります
アニメ版では、Lと幼少ニア(14、5歳)同士。
実写版では、有村竜太朗Lと、以前記事に書いたニア候補子役同士。
ニアメロ総集編まで何とか完結させたいです
因みに元ネタ、基盤となっているのは勿論、
安部公房様の『飢えた皮膚』です
余裕があれば『デンドロカカリヤ』ニアメロパロも、書けたらと思います
植物や、身体の色、というものがテーマになっているので……
『ハーメルン』の
土気色 首垂れた向日葵
自虐的な陰気な、夏というより冬に咲くような荒んだ心を持った向日葵の歌詞が、
猛烈に峻烈に管理人の抱くエルニアだったので、今回もこの曲で書いてます
2008/08/13/
09:52 NM関連 /
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