DEATH NOTE第二部メイン...NMSS連載...ハリウッドリメイクNMキャスティング密かに助力...SIDOOH感想...V系話題他
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Author:+hotaru+
ネイトリバ-を邪な眼で崇拝 ミハエルケ-ルを2番のトラウマと戦う同士の眼で応援
++++++++
[管理人]
歳:否ゆとり世代 疲れる世代
私立カソリックゆえイースター祝い お御堂でお祈り小学校時代
中学受験糞勉強 反動で不良
性別:FtX
149cm34kg 12歳頃と変わらない;
肌青白いというか 黄緑白いらしい
根っから不健康
鼠ランド近辺在住 よって万年メルヘン気分 (ホントは地獄気分)
シュルレアリスト サラバドール・ダリ ルネ・マグリット愛 フロイト学び中
活字中毒気味 幻想文学愛読
大正昭和ノ作家 心底崇拝
江戸川乱歩 倉橋由美子 三島由紀夫 安部公房 稲垣足穂 宮沢賢治 他
現代作家極僅かですが
乙一氏 長野まゆみ 田口ランディ 嶽本野ばら 辺りは好き
寺山修司神
服装パンク主
アンチ平成平成育ち(悲
第二次アングラブームは必ず来る
というか来させる
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- Fatima曲タイトル小説全制覇を目指しての第一歩
この曲を聴くと幾らSIDOOHやライドウに浮気をしたとしても
一瞬でデスノ・・いやメロモードに無事帰還するキセキ楽曲で御座います
メロ=カーニバルは、2005年から揺らぎなく続行中で
長々と抱いてきたカーニバルタイトルで書きたい!という
悲願のマトメロ追悼小説にしたいです
とりあえず歌詞だけ残しておきます
執筆は9月中予定
+++++++++++++++++++++++
VanillaとFatimaのコラボディスクより。
楽曲自体はVanilla作なのですが、 Fatimaアレンジ、元kanoma現Hitomi様歌、コラボ曲です
ルビ多様が難解素敵歌詞になってイイ感じなイカレ野郎の雰囲気です
マフィアメロを思い出す曲ランキング1位です。笑
今、廃盤で手に入れるのは容易ではありませんが;;
メロファンにCD−R配る勢いで鼻血出す勢いで良いです
N君の登場に驚いた。笑(歌詞にあるのみで歌わずですが)
『カーニバル』
start(はじまり)はいつも am3:00くらいworry(心配・不安・疑問)と愉快な仲間達 踊る
coinには裏と表が絶対あるんだって 右脳(音楽や図形等、言語以外の認識を行う)理解不能で
勇敢な名句と朝に 傍観者は総勢100余名
理性と教養フル稼働させて wonder to myself また宵の口
哀感な名句と朝に 正解者は永久(とわ)の眠りを
思考回路の結合組み替えて 方程式の定義書き換えても
★光と影だとか黒とか白だとか完結な境界線(ボーダーライン)引ければ 三日三晩のカーニバル幕おろす?
背が伸びてって見える世界が広がるにつれて迷い道覚え
coinには裏と表が絶対あるんだって 左脳(言語・文字などの情報処理を行う)理解不能で
卑屈な名句と朝に改革者はそこで消え去る
いっそ交わって赤く染まれば 生成されるのどちら(問題:1【配点15】N君と物質XXXを1:1の割合で混合したとき、生成される物質を答えなさい)
蟻?キリギリス?
カーニバルが加速する 答えはどこなのか何なのか分かってる 辿り着くか否か問いかける wonder to myself
★繰り返し
2008/09/01/
05:39 NM関連 /
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- 小説の終わりに書こうと思っていましたがせっかくの余韻に支障をキタスと思いましたので、笑
お涙頂戴なのにこの無駄な小ネタ集は台無しになると思い、別箇に記事作りました
まだ小説お読みになってない方は ネタバレ含みますので後々ご覧下さいませ
念のため伏字反転文字でいきますので クリックしてお読み下さい
+++++++++++++++++++++
・ゼロ役ニアは、ピカピカ光る付け鼻で完成。笑。。。想像したら可愛すぎてやっぱりゼロやって欲しかったです。ハロウィンネタ番外編で書ければと思います
・ウィンチェスターは街総出で、メロのために一軒一軒板チョコを用意している
・パペットに仕込まれた磁石の件ですが。。ニア=NなのでN極にしようと思った矢先
いや、彼はSだ!!!!ということでS極にする。爆
・ブギーをパペットからただのぬいぐるみにした後、ニアはサンディクローズパペットも自力で探し当てぬいぐるみに仕立て
ドミノが終了した時点で、 ブギーの手とサンディの手を糸でちくちく縫って
2つの人形を
一生手を繋いだままの状態にする・・・・・・・
号泣。
ニアがワイミーズハウスを出た後に子供がこれを見て
「ロジャー、なんでブギーとサンディクローズが仲良く手繋いでるの〜?」
「……それは、一生分かり合えない同士も手を組めば親友となる、という意味が込められている。……良いか、絶対に外してはならない」
号泣。
ニアにとって大変オモイレのある人形だと思うのですが、 今度は、Lとの最初で最後の会話ネタもできれば書きたいです
2008/08/30/
05:18 NM関連 /
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古い絵
2005年の秋か冬に描いたような気がします
まだ連載中でメロ生存中 アニメ化発表もされてなくて幸せだった頃。笑
メロにとって
クリスマスは楽しみでもなんでもない
むしろトラウマまみれであって欲しい
まるで葬式のような
黒いクリスマス
2008/08/28/
05:30 NM関連 /
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- ナイトメアのブギーにしか見えなかったニアメロ総集編のお化け人形
(ナイトメア繋がりとか至極単純な理由なのか否か・・
ナイトメアビフォアクリスマスのグッズはかなり持っていて・・笑 パズル2面、王子様ジャック30cm人形、サンタコスジャックぬいぐるみ、財布2つ、キーチェーン、カプセル玩具全種(纏め買・・メモ帳、他諸々。
そして
オリジナルシナリオが堪らない あの独特な世界を自由散策できるという夢のような
PS2『ブギーの逆襲』というゲームを持っているのですが…
タイトル拝借してニアメロを。
お化け、といえば――…
ということで
気が早いですが「ハロウィンネタ」です
++++++++++++++++++++++
操り人形は
操る人間がいなければ
死んだも同然です
『ブギーの逆襲』
ジョキン、と布を切る気持ちの良い音が響いている
普通の鋏は使い慣れている子供達だが、断ち切り鋏はずっしりと重く、
けれど布を切る際、腕まで伝わる振動は存外心地の良いものだった
談笑する子供達の意識をこちら側に移す為、ロジャーは皺の寄った掌で
パンパンと張りの良い音は出せず まるで和紙を擦り付けたような虚しい音を出して手を叩き、
彼らを注視させてみた
一向にざわつきも、布裁断の音も消えないが
構わず一度咳払いをして、
「ハロウィンの衣装を各自班で分担し、仲良く作りなさい。良いかね」
ロジャーは「仲良く」にわざとらしく抑揚をつけ
ちら、と一番心配な班を一瞥する…
その班には、誰がどう仕組んだわけでもなく、偶然決まった同じ班に所属するハメになった
1番と2番
誰よりも優秀であり、誰よりも問題児
2名の姿があった……
「はーい」とか「かったりい」とか、ただ笑うだけとか、 適当な返事を合図に手を進める各班の子供達
班作業
というのは厄介だ
個人プレイがお得意な1番の子と、グループでの作業はもってこいなのに
世界でただ一人割の合わない奴がもしそのグループにいたら一変、
調子が狂ってしまう2番の子
この2名に関しては、「班作業など極力参加したくない」で双方一致していた
その片方であるメロが班作業を嫌う最大の理由
くじ引きに関しては一等運が悪い、という自覚があった為
できればくじ引きだけは避けたかった
席替えもくじ引き、班決めもくじ引き、ワイミーズハウスは自分を呪っているのかもしれないという発想にまで行き着いた
ありえない高確率で「奴」とあたるからだ
酷いとグループではなく2人1組の時に限って
世界で一番仲良くない例の「奴」にあたるから やはり神様のイタズラと片付けた方が、よっぽど自然な発想に思えた
「メロ、さっき『裁縫なんて面倒臭ぇ…』などとぼやいておりましたが、安心して下さい。 デザインや扮するキャラクターに拘り等ないのでしたら、メロの分は私が勝手に作らせていただきます」
「…………」
自分好みを作る=オーダーメイドならまだしも、全ての工程を一任する「シェフお勧めコース」 なるものは、不味い…
受身は嫌いだ
どうせなら指示したい方なんだ、自分は
大体、コイツが作るのは趣味満載の衣装に決まってるじゃないか…
とメロは背筋全体に悪寒がしたので、
「いや、いい。自分で作る」と冷や汗たらたらで提案者の少年に返した
「ハイハーイ。私、裁縫超お得意だからメロの分も作っちゃおうかな〜時間も布も余りそうだし〜」
とリンダが手を胸元で組み、メロに猛烈アタックし始めた
「…ちっ。私の提案を……このパクリ女」
誰にも聞こえない程度の小声で呟く提案者の少年=ニア
メロは(またこの二人…)と肩を落とした
面倒なのは裁縫でも何でもなく班のメンバーの対処だ、ということをイヤでも痛感した
「……1着あれば充分だろ」
「どうせ大量に布は余ります。有効利用と考えればいいんです。資源は無駄にせず使い切るのが地球に優しい人間ではないですか、メロ」
「いや、別に地球に厳しい人間で構わない。大体、1人に何着も衣装を作る方がよっぽど無駄、という発想は無いのか」
「はい。メロはそれ相応のモデルだと思います」
「っ、どうせハロウィンだろ! お前がまともな服を作らないのは目に見えている!」
メロは金髪をわしゃわしゃと掻き毟ってからドン、と机を叩くと…
一瞬の間を置き
冷静さを取り戻したのか、 とりあえず布を裁断してみる(超適当に
いきなり「ギャーーーー」という悲鳴
何事かと隣の班を振り返れば、マットがミシンで指を縫っていた
「……余所見するからですよ」にやりとニアが笑う
「大丈夫かマット」とメロは無表情で言って、
やっぱりとりあえず布を裁断
マットのボーダー柄につられながら 縦に細く切っていた
後になって、「何に使うんだこんな細い布!」と、びろびろんとなった布を摘み上げ自己嫌悪に陥った
ニアとリンダに一体どんな衣装を着せられるか分かったものじゃない、と、
己の身の危険を案ずるあまり、ボーっとして手が言うことを聞かなかった…
自分のミスを責める良い子なメロ
暫くして、黙々と作業を進める子供達のお陰で部屋がシンと静まり返った
集中すると口数が減る、というものだ
が、その静寂を切り裂いた第一声というのは滑稽なもので
「……メロ、魔女になる気はn」
「ない!」
「……残念ですね。一番似合いそうなのですが……」
切り絵名手並に鋏の扱いが上手い、手先が器用
という理由で「裁断役」となっていたニアが、
ジョキンジョキンと切りながら大胆な提案、否、変態発言を発した
メロの断固拒否を伝える「ない!」は、
静寂と化した部屋には、巨大な鋏で空気を切り裂いたような迫力だった
10分後
作業に飽きたニアは、人差し指を下唇にあてながら、なぜか針山に針を隙間無く刺している
針鼠も降参必至の針山は、一種の芸術品でもあった
「ニア、あの、針…」
と、部屋中の子供達が言い難そうにしてニアの居る班まで針を取り返しに来ていた
ニアが子供に取り囲まれる理由は毎度決まって
・答案用紙が返された後
・メロの身が危険な時
・物を勝手に盗んだ時
今回は三つ目該当 若干、二つ目も
ニアは仕方なしに針山を手放すと、懲りずにボタンを上へ上へと積み重ねながら……
また容赦のない、唐突な提案を吐いた
「……メロ、スカート穿く気はn」
「ない!」
二度目の提案も全てを言い終わる前のメロ最速返答で、ニアの夢は流れ星のように儚く消えた
夕方
誰も居なくなった部屋は細かい布の切れ端がテーブル、床に撒き散らされており あたかもパーティ後のようだった
「まだ作ってるのか? まさか先刻言っていた余分の衣装を作ってるんじゃ……」
メロは、ニアの作った衣装を着た自分の滑稽な姿が脳裏に過ぎり、 また寒気がしたので両腕を摩った
だが予想に反して 「いえ」とニアは否定した
胸を撫で下ろし安堵するメロ ニアの居る場所まで歩を進めて、手元を覗き込んだ
麻のような生地を、白くて太目の糸でちくちく縫っている
布はくすんだ灰色で、さわり心地はこの部屋にある布で一番悪そうだな、とメロは思った
「メロがサボって部屋を出ている間に、私達の班は、ディズニー作品『ナイトメアビフォアクリスマス』のキャラクターに扮してウィンチェスターを練り歩こう、という結論が出たんです。完全にリンダの趣味らしいですが…皆半分脅され、多数決で決まりました。そして、」
ニアは、メロから無気力な視線を頭上から浴びせられながらも、
未だ縫う手は止めず、
手元に視線を留めたまま続けた
「ブギー役の立候補者が1人もいなかったようなので、せめて人形でもと……」
「言っておくが俺は何も着ないからな。いくらハロウィンでも」
「わかってます。私も、カボチャ…ジャックランタンのお面で済ませるつもりです。衣装を着る代わりにコレを嵌めるのはどうですか」
「嵌める?」
「実はコレ、パペットなんです」
「……なるほど…お前にしては名案だな。本当なら、お前の提案なんてどんなに良い条件でも却下するところだが、今回は仕方ない。乗ってやる」
「…はい。そう言うと思いまして、このブギー人形はメロが嵌めて下さって結構です。コイツに『trick or treat』と言わせておけば、メロ自身が衣装を着る必要はありません」
「……」
なんだか、またこいつの筋書き通りに事が運ばれているような気が…
メロは酷く消化不良だった
何より、「そう言うと思いまして」が気に食わない
ハロウィン当日
サリー役のリンダはまだ引きずっている
「あーあ、メロがジャックならラブラブ同士になれたのに!」
「…残念でした。もう当日です」
ニアの被っているジャックランタンのお面は口が裂けるほど笑っているというのに
声色は無感情で冷たく、そのギャップが異様に恐ろしかった
「大体、ニアは皆の投票で『ゼロ』ってなったのにやらないなんてズルイ!」
「誰が犬をやりますか……白いからという理由でゼロとは腑に落ちませんので」
がしゃんと正門の鍵を閉める音
「全員、籠を忘れずに持っているか」
「ロジャー、trick or treat!!」
「気が早いな、マット…巡回後、帰宅してからな」
「ケチだな今くれよ」
マットがロジャーの袖を引っ張っている
ミシンにぶっ刺して怪我をしたせいで、人差し指にぐるぐると包帯を巻いたマットは、
包帯ついでに
全身包帯巻き巻きミイラ役、となっていた
メロは右手にニアお手製ブギーを嵌めて、内心
どうせ手袋みたいな物だ
各家庭に着くまでは外しても良いだろう、と思い、
ブギー人形を外そうと試みた
「…っ、痛。なんだこれ」
引っ張っても微動だにしないパペットブギー
「残念でした」
「!?」
ジャックランタンのお面を被ったニアがメロの眼前でニヤリと笑っていた
あくまでカボチャが笑っているのであって、お面の裏は笑っているのか定かではない
「…残念って何が」
「力ずくでは取れません。手首に手錠を仕込んだので、鍵が必要です」
「……」
予感的中
「早く鍵を渡せ、このカボチャ!!」
「条件を飲むと言わない限り、渡せません」
条件、ほらきた =バクマン。
ニアがおもむろに袖を肱まで捲ると、
お手製ナイトメアビフォアクリスマスのサンディクローズ(サンタクロース)パペットが左手に嵌められていた
「このサンタにS極、メロの嵌めているブギーにN極の磁石が仕込まれてます。つまり、」
ニアは左手をメロの方に差し伸べた
すると
繋ぐ気は毛頭無いのに……
がっし
「私の言う条件とは、このまま手を繋いでお菓子の巡回をする、ということです」
「!……」
やられた
メロの心中――…
(確か、マットがやっていたゲームでブギーはサンディクローズを誘拐……ああそうか、だからこの組み合わせで手を繋がせる…って納得している場合じゃない)
「リ、リンダが魔女の服を余分に作ったというからそっちを着る!」
「あれ?……魔女はイヤ、スカートはイヤ、と私の提案を悉く拒否してきたのは誰でしたっけ。 今更遅いですよ。既に先約の子が着てます。ほら」
ニアが視線を向けた先に、ジマー君(本サイト)が恥ずかしそうに女装姿でもじもじしていた
「……メロが着ないならと私が彼に差し上げたんです。満更でもないようですし、彼、これを機に目覚めるかもしれませんね。アッチ系…将来が大変楽しみです」
「ニア」
「はい」
「本当に手を繋ぐだけでいいんだな」
「……鋭いですね、メロ」
ここらで子供達はぞろぞろと正門を後にしていた
一軒目にもうすぐ着く、という辺り 列の最後尾をニアとメロは歩いていた
がっしと繋がれたブギーとサンディクローズ人形、いや、ニアの左手とメロの右手と言うべきか
「――確かに、条件はこれ一つではありません。私が手を繋ぐだけで満足などウィンチェスターが地震で陥没するくらい有り得ません」
「……」
その有り得なさにがっくりとするメロ
せめて日本の関東陥没なら望みはあったのに…
一縷の望みを託し、わざわざ問う自分が馬鹿だった
板チョコを片っ端から食べてやる、破片でも何でもいいから子供達から横取りする だからハロウィンは好きだった
けれど今回は最悪のハロウィンだと、メロはじわじわと血流が悪くなって冷たくなる右手を見下ろした
「…で、条件とは何だ」
「…はい……」
ニアは言いながら、そっとジャックランタンのお面を外した
「?」
まだ巡回はスタートしたばかり これではジャックランタンではなく、ただのニア
ニアは「な、なんだよ」と驚愕するメロの瞳を流し目で凝視
お面のニヤリ顔に負けじと、してやったりな微笑みを放ちながら――…
「……来年のハロウィンも、手を繋いでくれませんか…」
「!?」
メロは表情だけ固まって、ニアの瞳を暫くの間見つめてしまった
その瞳に、偽りはないようだった
おかしい
話しが違う
「私が手を繋ぐだけで満足など ウィンチェスターが地震で陥没するくらい有り得ません」
そう、言ったじゃないか
「私達が子供の特権を利用できるのもあと僅かです。また、ウィンチェスターに留まることができるのも、極僅か。それまでの辛抱なので、悪くはない条件でしょう」
「…まぁ、な……」
拍子抜け
いや、まだ条件があるとか後から言うんじゃ…と要らぬ心配を巡らせながらメロは、
トップバッターで「trick or treat!」と叫んでお菓子を貰っているミイラ役のマットの背中を見据えていた
ぼんやりと、街灯や家の窓から漏れる橙の柔らかい光が、 夢のように子供達を照らしていた
なぜかメロが見る光景は、フィルターが掛かったように、磨りガラスのように、白く濁っていた
現実世界なのに、古い映画を観ている気分だ
胸が詰まるのは、手錠付き、磁石入りの人形を嵌めて窮屈だからではない。 そんな気がした……
「約束ですよ、メロ」
ニアは言いながら、ジャックランタンのお面を被り直した
5年後――…
ニアは床にドミノを並べている
最終地点に何か置いてみようか
ニアはそう思い巡らせながら、ワイミーズハウス中の玩具箱をガチャガチャと詮索していた
「!」
ふと指先に触れた、柔らかな、けれどザラザラした表面
ごわついた人型の布…
ニアは底で潰れていたそれを引っ張り出した
「……この、人形は…」
来年もまた、手を繋いで欲しい
そう、約束を交わしたのに……
結局、叶わなかった
メロはもう、この家には居ない
あれが最初で最後の、ハロウィンだった
ニアは暫く床に座り込み、ブギー人形を見つめていた
何かが吹っ切れたのか、ニアは微笑してその場に立つと、部屋を出てロジャーを訊ねた
「裁縫箱?」
「はい。簡単な物で良いです…それから麻の布、少量の綿もお願いします」
ニアは掌にすっぽり掴める程の小さな裁縫箱を貰い、綿向きだしでもこもこと抱き上げると
ドミノの途中である部屋に戻った
真中に座り、針に糸を通し、それを針山へ一旦刺してから……
パペットの手を差し込む、ぽっかりと開いた部分、そこに綿を詰め込み始めた
腹がぼんと大きくなり、ふくよかになったブギーは、まるで魂が込められたかのようだった
麻の布で、両足を縫いつける
ニアは完成した新生ブギー人形を、ドミノの最終地点に置いた
「……これで、いいんです」
ブギー
貴方は、操り人形である必要はありません
なぜなら
貴方を右手に嵌めて下さる人間はもう…
この家に、居ないのですから……
―END―
2008/08/27/
05:35 NM関連 /
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- ニアは青い包み紙をオモムロに摘み上げ、マジマジと円い瞳で凝視していました
其の様はまるで私の弟、息子、他人には殊更血縁関係と映るに相違ありません
私もニアも互いに悟りました
私達は同じ星のもとで産まれたと云う事、ニアが私を継ぐ、と云う事を
「……直ぐにでも参錠飲んで下さい。あの時計の針が一周して仕舞えば……拾倍の薬を必要とします。壱分、壱秒でも早い方が良いのです。山積みの相談等は後回しにして、先ずは……」
私は下唇に親指の爪を押し当てて、少し血が滲む程、下手すれば「咀嚼」と呼べる程の力で噛んで
瞳は勿論、ニアを見据えていました
微動だにしない、表情も未だ無のニアでしたが、私には手に取る様に解りました
躊躇っている、と云う事が……
「仕方無いですね。ニア、私を見て下さい」
私はテーブルの上、切子硝子の器に恰も菓子のタブレットかの様に積もった睡眠薬を参錠摘み上げ、
天を仰ぎ、長い舌をべ、と出して ころんと乗せると、水も使用せずにごくんと飲んでみせました
ニアは安心したのか仕方無しになのか不明ですが、私同様参錠飲みました
私の坐る椅子の背後に錆付いた鏡が有りましたが、私は背後で不適な笑みを浮かべていた事でしょう
睡眠薬常用者に参錠等取るに足らぬ――…どころか、全く効果が無い程です
然し、初めて飲むニアには決定的な効果を示す事でしょう
「最初は誰しも副作用と云うモノが付物です。若し気分が悪く成りましたら、一寸で具合も回復するでしょうから、ベッドに横になって休んで下さい」
私はそう云うと、椅子から飛び降りてベッド脇の窓枠に寄り掛かりました
ニアの唇が開き何か云おうとしていました、自分を取り戻そうと足掻いていたのでしょう
私はニアの其れと較べひとまわり以上巨きな掌を、彼の胸元にそっと乗せてやりました
そして天井の隅に、逆光で更に陰った瞳を投げつけました
其の間もニアの胸は昇降を劇しく繰り返していました 私は別の人間の腕を取って付けた様に、余計な力を廃して骨筋肉を使用せず、彼の胸に無力な手を置いて居ましたから
ニアの呼吸に合わして、私の掌は手首から先が新種の生き物かの様に脈打ち、
伍本の指、壱本壱本、爪先が吸血の触手の様であり、
特に噛み潰した壱等骨太でずんぐりした親指は、其の凸凹な爪先でニアの胸から生血を吸い上げている様に見えました
嗚呼、私の体躯は、部分毎に凶器なのでしょうね
無数の細胞が存在するなら、其れも又、万人に共通かも知れませんね
ひとりじゃないんです、細胞が、彼を求めているのです
似ている細胞が、双子のような細胞が、ニアを……只我武者羅に求めている 此が神聖な本能と云うものでしょう
「L、天井から血が滴り落ちる思いがします」
「……大丈夫です。確かに、血の様な雨が漏れていますから」
ニアは半分安堵して半分酷く不安な様子でした
其れも致し方無いでしょう 過去を、人生の殆どをワイミーズハウスで過ごして、外界が未知であり私が未知であるニアにとって、
昨日を切り離す、と云う覚悟は甚だ世間一般の勝手な想像を軽く超越したものでしょう
私も同じ気持ちで例の家を後にしたんです、彼の気持ちは世界中で壱等理解している心算です
ですがニアの場合、私が居るでしょう 傷を拭うような、絵本を読み聞かせてあげるような生温い存在が、貴方には居るんです
そう、目前に
オソラク否ゼッタイ
謎に満ち満ちた私に、ニアは心を許しきってはいないでしょう
大体『L』か如何かも怪しいところと、 既に靄がかかった様な、判断力が著しく衰えた脳で悶々考えているに相違ない
ニアを謎に溺れさせてやりましょう
半信半疑を全信無疑にしてやりましょう
ニアの思考は私の思考です、其の事務的な順序を踏まえた思考回路を断ち、叩き潰して、理性のレールを外してやるんです
人間同士の出発では足りません
目前の現象以外は、ニア、そして私の事は一切触れぬ事にして錯覚を起こさせるのです
人間から物体に変わる様な幻に襲われる様にして
私は至極イイ加減に 何の前置も無しに 唐突に
「皮膚の色が変わった人間の話」なるものを語り始めました
・海に溺れかけた少女が急に海と同色に成り果てたので折角傍迄来た船に見分けられず溺れ死んだ事
・猟師が森の中で、突如周囲の緑に同化して仲間に撃たれてしまった事
・或る洋服が欲しくて、ショーウィンドウを覗き込んでいた少女が、不意に其の服と同じ模様を皮膚に現した事
・発禁の春画を舐めまわすよう見詰めていた故、額に其れソックリの図柄を発班していたのも知らず、街を悠々散歩していた重役の事
又、皮膚の色が変わろうとする時、必ず、其の色に対応した独特の感覚を伴うであるらしい事も
私が壱等伝えたかった事柄は、実は此なのでした
睡眠薬に独特な感覚は付物でしたので丸々薬剤師の云う事でしょうが
赤は、情欲のほてり 黄は、勝ち誇った感覚 緑は、死の不安に似た冷たさ 青は、倦怠 紫は、ロマンチシズムのむず痒さ 黒は、痛み 白は、甘えるような滑らかさ
誰しも、皮膚に訳の分からぬ異常な感覚を感じないものはありません
「五体満足」で産まれたにも関わらず、「何故腕も足も全て揃っているのか不明である」と云って態々切り落とす人間も、此現世には数多存在するんです
紛れも無い、御伽でも寓話でも何でも無い、此現実がニアを……一層、幻と現のハザマの迷宮に陥れる筈です
「……でしたら、私もLも染まりやすいですね」
「はい、そうですね…」
白と云う色は何か別の配色を待ち受ける様な無防備な色で、何色かに染める事を前提とした様なエロティシズムの色、身売りの色
よく「私を貴方色に染めて下さい」等と吐くが、白は何色でも無く、又、無限に染まる可能性を秘めているのだから……有望となるか否か全ては此先次第、或る意味で乳幼児の類でしょう 《保護色》に漬け込まれるのも、自然の道理です
私はニアのぼそりとした声を機に、掌をニアの額に移し汗を拭ってやると、次に髪の毛に移し幾度か撫で回しました
「何色になりそうだ、と云うことは……脳は無知でも皮膚は知っているものです」
黒白黄色、人は選んで産まれては来れないでしょう
選択可能なら私は灰色の人間にでもなっているところです
自由が無いのなら、産出後に色を選択して変化する皮膚の気持ちも、ココロネから理解するに余りある程ではありませんか
……私は云いながら、内心草臥れていました 探偵たる者、時に名優になって事件を解決に導く術も必須
芝居じみた口調で、形容詞に装飾された言葉を紡いで、 飢えから一変、満腹に成る為なら厭わない、滑稽な手段の数々
(ニア、芝居は無料じゃないんです)
銀髪に指を差し込む様な形で梳く手櫛も、血管が浮く程力んでいました
皮膚に関する超現実的(シュールレアリスム)な会話が、ニアに強烈な作用を与えない訳がありません
狭く埃の雪が降り、血の雨が滴り落ちる此ボロイ部屋は、急激に気温が上昇していました
ニアも私も汗で服が皮膚にピタリと張り付いて、熱が膨張して呼吸が苦しくなりました
アスファルトを走る音の車が重くなる
鋳造工場の臭いが鼻をつく
ニアの視線は私の下腹をふらついて、次に壁を滑ってぱっと消えました
私は「来るべくして来た時」を歓迎し、看病が義務である様に演じベッドに片足を乗せ、又、椅子と同様に膝を立てて坐りました
首は垂れ、ニアの熱く火照った、けれど「白」は強情に保った頬を優しく撫でてやりました
汗ばんだ私の掌とニアの頬の狭間で、全く同一のDNAが蜜となり滑るかのような滑らかさ、此以上無い最上の適応度に暫くの間恍惚としていました
両脇の下に長い腕を滑り込ませると軽々しく抱き上げ、
両腕をニアの背後で重ね硬く固定しました
人形の様なのに誰よりも熱を帯びている――…奇妙な感覚で、ニアを強めに抱き締めていました
そして汗でべっとりと耳張り付いたニアの髪を掻き分け、
「危険がどの程度近付いているか、皮膚の具合を詳しく診てあげましょう。……美しいからこそ危険な肌です」
ニアの顔は蒼ざめて反射的に神経が働き、小さく抵抗した事が私の全身に伝わりました
「目を閉じて下さい、ニア。天井ばかり見上げていたせいで、ほら、手が真っ白です。ですが早急な措置が功を奏しましたね……薬を飲んでおいて良かったです。 ニアはもう、ギリギリのところまで、来ていたんです」
私は其れ以上に、ギリギリですが……
ニアはじっと自分の手の甲を見詰めていました
私はニアの耳に、鼓膜を突き抜け、鼻腔まで届きそうな程の熱い息を吹きかけました
「覚えていますか――白、甘えるような滑らかさ」
ニアは僅かに身震いして、瞳を閉じ、ぐったりと私の胸に寄り掛かってきました
私は非情にも寄り掛かったニアを逆に倒し、果物の皮を柔軟な手首と拾本の指で剥くように、白い服を剥がし始めました
幾ら剥いても、ニアは白で、白の中から白が産まれるだけでした 上半身の強烈な其の色をじっと見下ろし乍、私は……
何時かの屈辱を想い浮かべました
車の中から降りたニアの顔――…此街は我物、此家(ワイミーズハウス)は自分の為に存在し、自分中心に動いているのだと、十代前半で既に勝ち誇った様な酷い有り様――… 乞食等、街の塵だと運転手に蹴らした無感情の眼球が、私を捉え、離さない
覚えて下さい、ニア
貴方が目指すLと云う存在の現実を学びなさい
私は負けず嫌いであり執念深く欲深い、そう、外道な探偵かもしれません
下腹が鳴る
私は、飢えていました
―続く―
管理人談
総集編後完結らしいです。(土下座
馴れ合い描写は原作では0に等しいので
莫迦丁寧に書いてしまうと厭でも長編になりそうです
字は反転させるか検討中です(禁物だとそうなりそうな
ニアメロ総集編、楽しみ半面不安です
多謝。
聴:Fatima Mr.lmbalance-44 from M:l-44
2008/08/22/
07:40 NM関連 /
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